波動のように

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フランスから「黄色いベスト」運動が伝えられる。
マクロン大統領の増税・リストラ路線に反対する運動で、燃料増税が火付け役だったようだ。パリの中心部で、店舗のガラスが叩き割られ、車が放火されて炎上、警官隊とデモ隊の殴り合いもすさまじい。
マクロン大統領の支持率の低下の要因として、富裕層の優遇、失業率に高止まりなど日本でも要因を分析する報道が多い。
デモの規模については、報道によってブレがあって、日本に居て判断することは難しい。しかし、日頃の生活の厳しさに立ち上がっていることだけは確かなようだ。
このエネルギーを「フランス革命」の現代版と呼ぶ者もいるようだ。

翻って、この国ではどうだろう。
緊張感のない与党側と訴える手法が変わりばえのしない野党のまるで出来レース。スケジュールだけはきっちりと守られるだけで、中身は後回し。まるで、為政者に白紙委任したかのよう。
それに、いつまでもシッペ返しをしない国民。
公園

人手不足が盛んに言われるが、労働力はあっても、熟練労働力・技術労働力の不足企業の「人手不足感」を高めているという分析もある。
ということは、今度の入管法は人手不足感の解消の即効薬なのだろうか。
「移民法」と正しく命名して、多文化が共生できる社会の構築を真っ当に論議する機会となってほしいと思う。