明ける年は

楽譜

来年の予定を書き込んだ。
病院のレントゲンと検診の予定。来年も病院とは良き(?)縁となりそうだ。どんな病で来ているのか、とにかく年齢層が高い。ここに来るとまだ、まだ青年部のような気分がして思わず背筋シャキンだ。
改めて見てると、やはり足、歩くことがバロメータのようだ。こんなことで決意しても覚束ないのだが、意識して歩くこと、それも颯爽と歩くことが肝要だ。

カキーン、カキーーン
当たりに車の行き交う音さへしない。「****公園」を示す立札もない。でも、公園だったのだろうという
名残は確かにある。
空そのセンターに目測で直径20メートル位の雑草が短い円形の運動場のようなところがある。ゲートボールのスティックを振る老人が一人。乾いた音とともに向かい側の円弧に球を打ち、球が止まる前に歩き出して、今度は今打った場所めがけるようにして球を打つ。同じ動作だから、10秒もしない間にカキーンが鳴り響く。(近隣に響く程の大きさではないが)
葉が大分落ちたとはいえ、陽が遮られているので少し暗い。その中を無言で同じ経路を往復するような老人の動きを見ていると、遠い記憶の中のモノクロ映画のようだ。
ナレーションをつけたら、二階堂酒造の焼酎のコマーシャルが似合いそうだ。
それをさっきから見ている私はこのモノクロ映画に出演しているのだろうか?

この公園に向かうために折れる角に奇妙な店がある。
日中、シャッターが閉まっいることが多いのだが、たまに開いていることもある。この前などは、行きは開いていたのに帰りには閉まっていた。その間、わずか20分ばかり。看板には、「アイスクリーム、菓子」とあるが、店頭に出している訳でもないので、何を商っているのかはわからない。
この当たりは、2018年の風は吹いていないような一角だ。車が1台通り過ぎただけ。雑草だらけの公園の隣は遊具のある児童公園?
遊んでいる人を見かけたことはない。