黄昏なんて言うか、どの様で

兄の癌の連絡があったのが8/29、入院はその2日前という。

誕生日は8月であったと思う。77歳だ。リンパ腫。
その後、写真が送られてきたが、首に巻きつけられた包帯類が20年近く前の自分を想起させるようで、なんとも辛い。今月末に直接病院に行くつもりをしている。
この話だけで終わっては、身内話。少し、外に出てみましょう。

先週、妻の妹が、そして今日は弟が来阪。みんな第一線からはリタイアしている。現役の頃よりは時間に自由があり(要するに暇)、(家計は覗いてないが)金がある世代だろう。
周りから見たら、リッパな(?)老人だが、話題は中年の心意気だから、困りもの。

世帯のサイクルは30年ともいう。親の世代は大正や昭和初期の生まれで戦争に行くとか、いずれにしても戦争を知っていた世代。そして、子は昭和の末から平成にかけての世代でバブルも知らない世代。大家族から核家族の移行はすでに済んでいるので、家族は5本の指で数えられる時代。
その世代が社会の主流になった時はどんな価値観が生まれ、どんな家族が理想とされるのだろうか。静かに感じられる変化の胎動のようなものが、早ければあと数年したら現実のものとして立ち現れるのではないだろうか。期待よりも恐怖の方が強いのは、現実をあまりに是としているからかもしれない。

今朝、北海道で強い地震があった。
昨日は強い台風で、関西空港が陸の孤島になった。
街路樹が倒れ、信号機はあっち向いてホイの状態。
将に、天変地異。世が世であれば易姓革命の事態。

今日は、新しいテーマを渡したので、研修生はそれに取り組んでいる。
私はその間、さもさもの恰好で駄文を捻り出しているところ。
今、南海高野線の電車が警笛を髙やかに鳴らして通過していった。
あれだけクリアに聞こえるということは、空気の湿気が少ないということだろう。

エアコンの温度を少し高めにしないと寒いかも。