地球の生命の物語

さるの子

 ヒトが絶滅しても、何事もなかったように地球上では生命が進化してゆく。太陽系が消滅しても、何事もなかったように、宇宙は存在し続ける。そしてこの宇宙が消滅しても、何事もなかったように、他の宇宙は存在し続け、別の宇宙も生まれてくる。時間と空間を超越した、眼がくらむような果てのない物語の中で、一瞬だけ輝く生命…………..それが私たちの本当の姿なのだろう。
「宇宙からいかにヒトは生まれたか」更科 功著

こんな表現に出会って、どんな感想を持つのだろう。子供の頃の私なら、きっと恐怖と不安とで泣き出したかもしれない。
地球が生まれて50億年、この本によれば後50億年の命だという。100億年のうちに、生命が存在したのがこれまでの40億年とこれからの10億年。その中で人類は約700万年前に現れ、25種類の人類が確認されるという。これだけのスパンで物事が語られると開いた口が塞がらない状態だ。一読を薦めたい一冊だ。

昼前に、シリアから救出された安田純平さんの記者会見があったらしい。救出後の言動でまたゾロ自己責任云々とか。会見によって風向きがどうなるかはわからないが、もう少し、彼に時間を与えて考えを深める余裕を上げてほしいと思う。3年以上の空白を埋める作業だけでも大変なことだろうから。それこそ、民度を測るチャンスだ。

ドア一輪差しに水しか入っていなかったので、散歩もかねて近くで野草でもあれば、引き抜いて来ようと出かけた。ところが、野草の生えているようなところは探すと案外ないもの。結局、収穫なしで今も水だけ。蒸発して減るものだと思っていたが、減りもせず。思い違いなかり。
ここまで、来る途中に花屋はあるのだが、そこで買うほどでもないだろうと思ってしまう。