安全装置、多機能…..

ファイト

ストーブをポン、テレビをON
冬になるとエアコンと石油ストーブを併用している。夏なら扇風機といったところだ。
その石油ストーブだが、少し使い放しにしていると、フィルターがどうのこうのと煩く、更に放っておくと止まってしまう。音声で騒ぐストーブさへ。
誤ってぶつかろうものなら、すぐストップだ。確かにこれが安全装置が働いているということなのだとわかってはいるつもりだが、正直鬱陶しい。

電気器具も負けてはいない。ひと昔前までは、コンセントに差し込めば映像が出たものだったが、最近のテレビはやたらと設定が小難しい。汎用性を高めるために、使いにくくしているように思えてならない。

書斎
鰻の寝床。書斎

テレビで、すぐ思うのは数年前のあのデジタル化の動きだ。モデムを買ったり、買い替えたりして、何が変わったのだろう。
デジタル化で顕著な効果があったとは聞いたことがない。結局買い替えに便乗したメーカーの景気浮揚に貢献しただけではなかったか。
そして、最近はまた、4Kテレビだとか。画像がきれいだとの謳い文句だが、廉価になってしまって利幅が小さいテレビを大型化と4Kで少しでも利益を補てんしようとする業界と政界の結託ではないのか。
騙す者が悪いのか、騙される者がバカなのか。

携帯電話でもそうだが、機能は分厚い説明書でも説明しきれない程でも、利用者の大半の使用目的は極めて単純で少ない
メーカーがそんなわかりやすいことは十分理解している筈なのに、生み出されるものはそんな需要からどんどん離れて行く。技術の無駄使いだと思う。

それこそ、国全体からみた全体最適を考えることが必要だろう。