また来るか、台風

台風21号がやって来て、久しぶりに10時間も停電した。
懐中電灯よりロウソクが常夜灯のようなもので、薄暗い一夜だった。
明けて、堺東の駅近辺は街路樹が倒れ、信号機は停電で台風一過の気配一色。デパート前の信号機には四辻に店員らしき男たちが俄か交通整理。男の子なら小さい頃に何度も交通整理の手信号をしたはずで、満更でもなさそう。日本人の特性なのか、世界共通に現象なのか、大した混乱もなく人、車は整然と流れてゆく。
流れを切り換える笛の音が台風で吹き飛ばされた湿気のない大気に爽やかだ。

特に、海外から帰った時などに感じるのは、信号機の多さだ。走り出した思ったら、目と鼻の先位のところにある信号機に止められる経験は誰でも持っている。その目と鼻の先が日本は特に短いように感じる。
日本の1㎢当たりの信号機数は、イギリスの5倍、アメリカの16倍になるとのこと。全国の信号機数の合計は207,738機。数字ついでに、都道府県順でいうと多い順に、東京、愛知、北海道、大阪、埼玉がトップ5.

運転免許がなく、運転ルールを教えてもらったことがないので、どんな危険性や必然性があるのか不明な点は容赦してもらうとして。日本の道路自体や交通行政は車両走行向けに設計されていない。東京のデータでは、1時間走行しているうちに22分赤信号で停止しているという。
信号の設置場所にしても、政治的な匂いのするものや、個人や特定の企業にためのものだと露骨にわかるもの。はやりの第3者委員会でも作って審査してもらいたいもの。そして、1時間に何台も走らない政治道路の利用法など、大きな問題は蠢いているのも道路行政だろう。

台風でベランダの屋根の波板が吹き飛ばされた。保険適用かと、書類を取り寄せ、出入りの職人さんが写真撮影。ところが、被害額が一定以上でないと申請できないよう。残念ながら、波板君の見積りは4、5万。これでは、いかに偽装しても申請額には達せず、あえなく断念。
そして、24号の報。予想でいうと波板君なしのまま、台風を迎えることになるかも。(来ない方がいいのだが)
今年は猛暑に、台風。これから、更に何か良からぬことでも有りや無しや。
もう、10月です。