久しぶり、病院は老人介護

お面

入院中含めてまとめて

8/7
手術は予定通り済んだ。やたらと麻酔医が懇切に説明してくれた手術だった。正味1時間、これまで受けたものとは比較にならない。(自慢してるみたいで変)

術後は麻酔の影響か眠るでもなく、ふらーっとした状態で時間が過ぎてしまった。今日になって文字を読む気も起き、それと共にこうして文章も書いている。消灯が9時なので、後半は明日になる可能性が大。

余り気力も要らないので、ついついテレビをみている時間が多い。丁度、高校野球が甲子園で1回戦を戦っている。台風が過ぎて、真夏日が戻ったタイミング。その中で気になったことがあった。試合中に痙攣を起こしてベンチで治療を受けた選手が何人かいたことだ。明らかな熱中症だ。開催時期も含めて主催者側の真剣な対策の必要性が感じられる。高校生の汗まみれの躍動を讃えるばかりで、潜む危険を全く触れもしない実況中継とはいかがなものだろう。

2年後の東京オリンピックの時も同じ問題がある。朝5時にスタートするマラソン。こんな非常識が通るようでは政治と同じ、力学以外のなにものでもない。

IOCからの指示なのだろうが、どんなに理不尽であってもそれに従わざるをえない。まるで日米関係ではないか。そんな関係の深層を読み解く本として、伊勢崎賢治/布施祐仁「主権なき平和国家 地位協定の国際比較からみる日本の姿」を勧めたい。
地位協定ということに詳しくなくても理解されやすいのではないか。是非一読あれ。

8/8
沖縄県知事翁長氏が逝去した。時の政権と激しく戦った知事の中でも際立っていた一人である。前知事の側近であったあと、知事選挙から知事在任中まで首尾一貫沖縄を本土政権の策略から守り切ろうとした姿勢に共感した本土人も多かった筈。思想的には元々は保守の人であるがその政治姿勢は右左を超えていたように思う。むしろ、中央政界にこれくらいの気概を持った政治家が欲しかった。1952年の講和条約後も集約的に歪みを負う沖縄。前回、勧めた本でもその一部が取り上げられているので読んで欲しい。

話は全く変わって、極めてレベルダウン。前回入院したのは髄膜腫と言って脳内に良性とは云え腫瘍が出来、手術も頭部切開で10時間を超える大手術。今回は手術は1時間以内で云わば簡単な外科手術。ところが、術後の不便さは格段の違いがある。右手が使えないと日常の生活にとにかく不便。まず、飯がとても食べにくい、歯を磨くのもとても不如意。

不自由なく使えるまでは月単位の歳月が必要というから困ったことだ。まずは文字を書くことだけでもなんとかし。なくては。

8/10 退院
短い間とはいえ、少しのブランク感。
帰宅すると、ファイトが妙に近くでまるで注目するような素振なのがおかしい。痛みはずっと同じだが、骨が腕の中で浮いているような奇妙な感じはなくなった。ただ、固定具が腕にまだついているので、箸や鉛筆を使ったりするのにとても不便だ。16日から通常の仕事のつもりだが、支障がありそうだ。

今は、まず入院中の失礼の言葉でした。また、後程。