死を悼む動物たち

ライオン

バーバラ・J・キングのタイトルの本を今読んでいる。
通勤時だけなので読む進行は遅いが、考えながら読み進めるには丁度良いかもしれない。霊長類だけではないので、興味の幅が広がる。同じような本を多読しているわけではないので、真偽の判断はつかないのだが、種の違いを除けてしまうような事例もあったり。ウーーーーンと考えこんでしまう。

和歌山の大地町のクジラのことにも触れている箇所があったが、その部分は少し理解が違うようだ。

私たちがペット以外で、最もたやすく動物とふれあえるのは動物園だろう。また、小動物だと小さな規模の施設もある。そこでの動物のありようは明らかに自然の中で生活している動物とは違うという。

今まで読み進めた中で、最もショッキングだったのは、中国でのクマ農場の話。胆汁を取るためにカテーテルを入れられて棺のような箱に入れられるクマ。この部分だけでも是非読んでほしい。

草思社文庫より出版されている。