「出る杭は打たれる」
時々、耳にすることわざだ。
松下幸之助の名言「出る杭は打たれるが、出過ぎた杭は打たれない」もよく知られている。
また、アンチテーゼとして「出ない杭は朽ちる」ということわざもある。
なぜ、今こんなことわざ？
転職が少しは認められるような社会になった感があるが、「出ない杭」が横並びになることが歓迎される風潮が根強い。そんな報に接した。
かたや、今の組織では「出ない杭」になってしまいそうな現状から、抜け出そうとする人にも会う。
安易に自らの身に擬えることは控えようと思うが、社会自体の”許容の幅”が狭まっているような気がしている。そして、「打たれる」者には冷厳な社会がある。
「雉も鳴かずは撃たれまい」が当たり前の社会になっては欲しくないと思う。
「言がたり」の製本は順調に進んでいます。
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