横田空域
2月3日(日)のサンディ・モーニングで取り上げられたので、知った人も増えただろう。
1都8県(東京都、栃木県、群馬県、埼玉県、神奈川県、新潟県、山梨県、長野県、静岡県)にも及ぶ広大な区域で、この空域はアメリカ空軍の管制下に置かれている。
問題になったのは、オリンピックや急増している外国人観光客に対応するために、羽田空港の発着便を増やすための新しい飛行ルートを検討。
しかし、アメリカ側は横田空域を通過すること、日本の管制を拒否する回答。
今は横田空域を回避するために、太平洋に迂回する形の飛行ルートを取っているが、新しいルートを開発するためには、横田空域の利用が必須ともいえる。
地位協定の露骨な問題噴出は、沖縄だけではなく、首都の喉元でも。
こんな関係は理不尽ではないのか。
2020年までには、外国人旅行者を4000万人に増やすという目標を掲げる政府。
ようやく、限定的に横田空域の一部を通過する飛行ルートで日米の合意したという。しかし、大半はアメリカの管制下にあることに変わりはない.
沖縄の辺野古沿岸部の埋め立ての是非を問う県民投票は、紆余曲折の末、全41市町村で24日に実施されることになった。
「マルかバツかの二者択一を迫るのは乱暴」という批判にたいして、
「どちらでもない」の選択肢を加えるという妥協案(?)で全市町村の参加となったという。私にはすんなりとは理解しにくい経緯だ。
いづれにしても、示される”民意”がどんな形で反映されるかは、十分注目したいところである。