褒めて伸ばす?

踊り子

フルに見て、とても失望した。
サッカーアジア杯でのオマーン、日本戦のこと。FIFAランキングでは50位の日本に対して、オマーンは82位、いわゆる日本が格上での試合だ。

ラジオ体操
いつも、背中を展ばして

勝負はPK1点での、日本の勝利。これで決勝トーナメントに進出らしい。どうやら、目的はまず達成というところらしい。”らしい”が多いのは、素直に肯けないところがあったからだ。
試合をみていて、これまでの”名前で出ていた”選手に比べると若さがあり、動きはシャープだったように思えた。

何が不快だったか。
テレビ中継での、解説者2人”解説”だ。同じような論調を繰り返すだけ、2人いる意味もないような有様だ。それも、個々の選手を褒めることばかり。中学生や高校生のサッカーではない。プロの選手にたいする解説とはとても思えない。聞いている方が恥ずかしい位だ
私など、”にわか”ファンにとっては、シュート1本さへ中々放てない選手を褒める理由がわからない。
200歩位譲ったとして、52位と82位でPK1点での勝利が礼賛に値いするのだろうか。個々の選手のプレイとともにチームとしての戦術面での失敗があるのではないのか。放送中に、ついぞそんな指摘は1回もなかったように思う。こんな取り巻きだから、50位等という低いランキングに甘んじなければならないのだろう。

”名前で出ていた選手”が1戦を退いたのだから、”追従する解説者”も退く時期だろう。
それが選手を育てる近道のような気がする。