窓を開けると

もう、何度目の表現だろうか
窓を開けると、子どもたちの喚声が塊りになって飛び込んでくる。
何を目がけた喚声なのか、不可思議だが絶えることがないこのエネルギーを電力に替えられたら、原子力なんか要らないのにと、それこそ要らぬことを考えてしまう。

最新鋭ステルス戦闘機F35Aが墜落して1週間が過ぎようとしている。操縦していたベテラン自衛官も不明だ。
ただ、機体が見つかったとしても、日本側でその原因を含めて捜査ができる訳ではない。
沖縄での米兵がらみの事件と同じように、日本の捜査陣はいわばカヤの外
国内の事件でありながら、主導的に立ち回れない国とはどんな立場なのだろう。
敗戦からずっとこの状態は変わっていないのだ。
みなとこれが、沖縄が日常に晒されている現状なのだと、今更ながら理解する。
オスプレイといい、F35Aといい、アメリカの言いなりの価格で購入した高額の防衛機器は欠陥の多いメカだ。
アメリカに”善処”を申し入れて、”チャンチャン”か。

この時間になると、空腹を感じる。
今は、トースターでうまく焼けたパンの匂いが恋しい。
”そうしょう”