駅前事情

時計

私が仕事のために駅に降り立つのは朝も遅いほうだ。
店開きにも時間差があって朝の風情を作っているような気がする。
改札を抜け、エスカレータを降りると、ロータリになっていて、その半円周に店が軒を並べている。ロータリには少し不釣り合いな店もあるように私には思えるが、昨日今日できた店ではないので、文句は言うまい。

駅からの順々に
ハンバーガショップ:すんなりと、いつも営業中の雰囲気
立ち飲み店:昨日の酔いを引きずって、昼の定食時間までは鋭意休憩中
ATM:郵貯と地方銀行のATM、日によっては4、5人に行列ができるが、今日はアキアキ
堺ショップ:地産品を少しおいているが、さすが公務員。まだ出勤前でぶら下がったTシャツが暖簾のよう
花屋:我が事務所の三輪のフリージアの出身店。シャッターで閉ざされて、10時開店?
惣菜屋最近出店の新人。朝出勤時に弁当買う奴は念頭になくシャッターは降りたまま
時計・修理店:ガラス戸に木製のギアが目印。メガネの親子は少しクールで、まだコーヒーなんか飲んで、開店前
果物・野菜屋:再建中のビルの旧ビルから営業していた店。商品を丁寧に扱っているのが陳列にも感じられる、私個人では勝手に好感を持っている店。みかんの色が朝にうれしい。
焼肉屋:悪戦苦闘ぶりが看板とかに滲み出過ぎる、どこか素人商人。昼の焼定食は噴飯物。朝は反省と次のアイデア会議中
パンとコーヒー:広い店はいつもそこそこの客。ビジネスマンがパソコンを開く時間とスペースを持てる店構え。こんな時間はもうフルパワーでパンが焼けている

野コンビニはない。この中から、多分今、すぐ隣に建設中の20数階のビルにテナントとして入る店が出てくるのだろう。半年位あとには、大分様変わりしているような気がする。

ロータリ越しに、”堺東銀座街”があって、世相の影響をモロに受けている。ただ、ゆっくり店を眺めながら歩くようなところには思えない。