風は風上から吹く

焼き鳥

日本でも、PM2.5(微小粒子状物質)の影響は深刻だ。
韓国環境部がその影響について、
「秋から冬にかけて、(風向きにより)韓国が中国の影響を受けるのは常識」と会見した。
かねて、韓国の大気汚染について中国政府は、
「中国のせいばかりにせず、国内の管理をするべき」と主張、
さらには、
「盲目的に他人のせいにしていると、粒子状物質を減らす機会を逃すことになる」と畳かける。韓国での、大気汚染による反中感情の高まりへの対応。
今週後半に両国で、この問題についても協議するらしい。
昨年のPM2.5の1立方メートル当たり平均濃度ソウルが23マイクログラム北京は51マイクログラムだったという。
ちなみに、日本での環境基準値(平成21年9月設定)は
1年平均値1立方メートル当たり15マイクログラム以下、かつ、1日平均35マイクログラム以下である。

雪山
雪は十分でしょうか

その中国。何かと”独断的な常識”を振り回している。ただ、情報が米国程オープンでないから、習近平の政策がストレートにこの国に伝わることはない。
米中貿易摩擦が長期化する恐れのなか、2018年のGDPが28年ぶりの低水準になったという。今年に前半はさらに減速するという見方もあるようだ。それでも、6.5%だという。
寂しい数値だが、日本は2018年で1.2%、2019年は0.9%の見通しだという。(例の、統計の操作で補正が必要になると、もっと数値は下がるだろう)

出生数が2年連続減少して、少子化に突入しつつある中国から、以前から伝わっていた報道。
”ゲノム編集の双子誕生”
当局は、「個人の名声と利益を追求して」行われたものと断じ、
「倫理原則と科学的な誠実さに対する重大な違反であり、中国の関連法規にも違反している」と結論づけているという。
しかし、まだ不透明な部分が大有りだ。個人の問題にとどめることなく、正しくオープンな事実認定がほしい。