最近のニュースで、それも政治家のインタビューなどでよく聞く。
「その点に関しては****の方向で完全に一致した。」大枠で一致するのは議論する前から決まっていて、違った部分の取り扱いを協議するから会議に意味があるのではないか。違った部分は機密で発表できないということなら、発表の場を設けることさへ必要ないと思うのだが。一致を装うことで、突出を避け、身をかわすアリバイ作りをしているつもりなのか。
こんな演出のために、あまり名前もしれない国々を訪問して外交の実績を誇りとするのなら、長らくの懸案の一つでも確実に前進させて欲しいと思う。
彼の国でのツイッターでの政治ごっこや暴露合戦を伝え聞くと、この国がましに思えてくる心情が怖い。この国でまともに噛みあった論議を聞いたのはいつ?声は大きくても、必要なときに発言し動き出した例をどれだけ知っているだろうか。関空が陸の孤島になった責任に政治は無口でいいのか。
現象だけ伝えるこの国のメディアは、彼の国のメディアに随分差をつけられているようだ。
絶望のスパイラルから。