今日はタイの休日で、研修は休み。
仕事の引き取りやらで汗だくにはなったが、少しはやれることができたような気がする。
朝のテレビで国の予算の優先度の話が出ていたが、基礎研究などすぐに効果の出ないものへの配分が考えられていない現状を憂いていたが全くその通りだと思う。大学の教員の多くは非正規だという話も聞く。この国の基礎体力はどんどん劣化する方向に向かっている。その負い目があるものだから、やたらと日本を礼賛するテレビ番組が増えて国民の眼をそらそうとしているようだ。
今、外は十分明るいけど、写真のような蛍光灯の下で写真のパソコンでこれを書いています。少しの休憩時間という感じです。
それにしても、オームの13人を死刑にしたのには、驚いた。死刑そのものについての論評もなく、また、事件にとって死刑の与える影響についても論はなく。被害者の遺族のコメントは流されることはあっても、まともな議論が交わされた形跡がなかったと思う。排除の論理だけでいいのだろうか。ニュース速報で流れて、間もなく処刑。死刑それ自体が民主国家ではもっと真剣に議論されるべきテーマの筈なのだ。右、左の思想を越えた人権を考える基礎となるべき考えの筈。そして、オームの問題は推測でしか語られることのない事件となってしまった。オームの問題を取り上げて、マスメディアから追い出された(?)森達也の「A4」を読んでいる。
事件の加害者を現場で銃殺する警官の様子がよく、海外から流されることがある。それと同じことを日本では、時間差をいれて行っているに過ぎない。どちらが残忍なのだろう。どちらが、人権を考えているのだろう。
そして、それらのことを正当に語りかけるリーダーを私たちを持っているのだろうか。
休憩はそろそろ終わりにして、明るい蛍光灯の下でコツコツと手を動かすことにしよう。