職人的に一つのことをずっとしている人は、保身の考えもあって、肝心なことは教えたがらない傾向がある。
「これを教えたら俺のいるところがなくなってしまう」と広言しているのを聞いたことがある。一人二人ではない。教えられる方はコアの部分がわからないから、いつまでも半人前で、やっている仕事に興味自体が薄れてしまう。その繰り返しで、引き継ぎ者がいない状態が普通の状態になって、周りの特別後継者を考えなくなってしまう。退職年齢になっても代替する者がいないから、そのまま居残ることになる。広言した通りいるところを確保している訳である。
ただ、先になにがあるのだろう。
この続きは明日に