秋眠、何を覚えず

春眠暁を覚えずという。

昔、加藤登紀子に「ひとり寝の子守唄」というのがあって
ひとりで寝る時にゅよぉ-
ひざっ小僧が寒かろう
……………..
…………….
ひとりで寝る時にゅよぉ-
もみがら枕を
思い出がぬらすだろう
人恋しさに

受験勉強の薄暗い蛍光灯の下で聴いたもの。
そのもみがら枕が注目されているらしい。
子供の頃は、もみ殻枕と、藁入り布団がセットだったように記憶している。枕は時々中からモミが出てくる奴がいて、草っぽくて子供心にはあまり気持ちのいいものではなかった。今考えれば、タオルやシーツなどのサポート陣も貧弱だったから、枕に評価が集約したのかもしれない。
びっくり
今になったら、頭を動かす度に音がする枕もいいかもしれない。ホリウレタンの無機質な匂いに比べたら、少なくても呼吸している(いた)ものの匂いが感じられるのは嬉しい。

台風のニュースの合間を縫うようにして、沖縄知事選の当選確実の報道。これが一里塚、今後の国との対応でどれだけ信念を見せられるか。期待と共に危うさを感じている。個人の責に帰することのないしっかりした連帯をこれからは期待したい。

10月になってしまった。なってしまった。と繰り返すことで奮起の材料としたい。
10月になったんだよ-----------------。