4Bの鉛筆が手に入った。
4Bの鉛筆といえば、「図画」の授業でスケッチなどに使ったと思う。少し太めの線などを書くただけで画家の気分になったものだ。
社会人になると、鉛筆を使う機会が減るが、いつも鉛筆は手元に置いてある。HBの鉛筆が多い。子供の頃でも多少は使い分けていた。普段はHB、スケッチなどは4Bか6B、大学ノートのように細かい文字を書くときは2H。
JIS規格があって、それによると柔らかい順に6B、5B、4B、3B、2B、B、HB、F、H、2H、3H、4H、5H、6H、7H、8H、9Hとなるらしい。9Hなんて使ったことはないけれど、大きくなるにつれてH系統を使うことが増えていったように思う。
主流はなんといっても、HBだった。
(左の鉛筆書きは4Bです)
それが最近は2Bに主役が変わってきているという。
原因はどうやら筆圧が落ちてきて、その分、柔らかい鉛筆に変わってきているということらしい。
また、鉛筆を削るということも様変わりしたようだ。グルグル回して削るということもあったが、ナイフで削るという方法がまだ多かった。今はナイフは危険だということらしいが。
ナイフで削るということが大人に近づくことに結びつくようで、必死に集中したものだ。特に、新しい鉛筆を削るときには独特の緊張感があった。芯まで削って、尖がった芯先をほっぺたで確かめるときにはすっかり職人に気分に浸っていたもの。
シャーペンを使い始めて、ポキポキ芯が折れると、鉛筆の良さが思われた。
最近は、ボールペンを使う頻度は増えたなあ、とこの文章を書いて思う。
今日は、鉛筆の話で、無理やり鉛筆書きをのせて、失礼しました。ファイトはよくしっぽで返事をします。
時々、じゃまくさそうに。