水害と人災

指さし

広範囲な地域に広がった今回の水害。
死者の数も尋常ではない。荒れ狂った濁流のあとに残された流木や生活物の残骸。そんな映像のなかで、いつも注視してしまうのが川べりや山裾で基礎部分を剥き出しにして残る人家。それこそ首の皮1枚で土地に貼りついたような恰好。

確かに、自然の力は想定を超えたものがあったかもしれない。そもそもの造成の段階で災害に耐える強度が考えられていたのか、また、その建築を許可する側にそこまでの考慮があったのか。日本は災害の多い国だからで済ませられる問題ではない。宅地にできるところの厳しい規制があってしかるべき。川岸をコンクリートで固め、海岸にテトラポットを敷き、刑務所の塀のような防潮壁作るのが防災ではあるまい。

こんな大災害になるとは思わなかった。ある政治家の言。なんのために税金をもらって仕事をしているのか全く理解できていない。
今はこの問題についてメディアでも取り上げられているので、今はこの辺でやめておく。

ああ、無情。