雨の実り

「コロナ禍と人類 21世紀の新思考」
今、89歳のミハエル・ゴルバチョフが朝日新聞に寄稿している。
1980年代に当時のソ連の最高権力者になったことで知られる。失脚しながらも、復権したりの政治活動は、ソ連のような政体の中では珍しい存在だ。
ただ、冷戦時代に大きな影響を与えたことに、異論のないところだ。

「核戦争に勝者はなく、決してその戦いはしてはならない」
協調と相互協力を掲げた新思考外交が結実したとは言い難いが、大きなうねりを生んだことも事実だ。そして、それを空言と聞いた人は少なかったはずだ。
現在との大きなギャップを感じるとともに、内向きの政治ばやりにうんざりもする。

この記事の裏面に
「岸田氏 誓う「自己変革」」
え、目を疑う、もう65歳に近い中老年だろうが。普通にいえば、定年退職で雇用延長の契約社員の身分。「自己変革」するなら、少なくても10年早くしたら、ゴルバチョフと同じくらいの”活動年齢”だろう。
それを、唯々諾々と受け入れる者たちが派閥議員だという。
デジタル庁を作る前に、こんな人たちの政治感覚を検査する”PCR”検査所を新設してほしいものだ。陽性なら、12日の待機ではなく、「12年間の被選挙権の資格喪失」とか。

このところの天候で
通勤途中の水田の稲穂は、すっかり首を垂れてきた。そして秋色の黄金に色づき始めた。
この異変のなかでも、収穫の秋はやってきたようだ。