中間貯蔵という曖昧

小さな花

今年も3月11日はやってくる
福島からの中継が始まり、帰還問題が語られる。帰る、帰らないの境界が論じられる。
除染作業で削り取られた汚染土などの廃棄物フレコンバックが積み上げられた空地が映される。
帰還可能となった市町村でも、帰還する人は予想以上に少ないようだ。
その原因を聞かれたある首長は、
「避難先で、生計の手段が見つかった人が多いのだろう」

3月11日は、被災者のための日なのだろうか

樹木
枯れ木に、葉が随分着きました

この8年の被災者の苦難は語られてしかるべきだが、加害者はこの8年をどう、やり過ごしたのだろう。
再稼働も口にし、経営陣の責任問題も曖昧なまま、国策だといわんばかりの東京電力
「アンダーコントロール」と高らかに宣言して、東京オリンピックを招致した政府は、諸国に原発を輸出しようとして惨敗
私は、これら東京電力、日本政府の8年間の対応、また原発に関わる動きを特集してもらいたい。
3月11日は、少なくても被災者が生み出した災害なのではないことはしっかり心に刻みつけなければならない。