汚染水

珠

東電原発の汚染水の貯蔵タンクがいっぱいになるという
そのために、廃炉処理する場所が確保できずに廃炉処理自体が遅れるという。
あるいは、汚染水のトリチュームは基準値以下にできるから、海水に流せるともいう。そこで出される基準値なるものがいかに当てのならないものかということは、原発事故当初から嫌というほど耳にしてきたことだ。

聞きたい。
帰還困難地域は、帰還ができる土地になるのだろうか。
あるいは、廃炉処理とは本当に可能なのだろうか。
福島の一部の土地と海は生活を取り戻すことができるのだろうか。

くらげ本当は、それらを諦めることから始めるべきではないのか
細かい数字の操作ではなく、作れない未来を作ろうとしているのではないだろうか
チェルノブイリ原発では、いわば石棺で汚染地の”くさいものにふた”をした
福島も同じような状況ではないのか。
汚染水の処理だけでも、8年以上同じ状況
絶望的だと思う。
それをしっかり理解した上で、”廃炉用”ロボットを開発することではなく、絶望的な未来を示しながら、確実に積み上げてゆく未来を構築すべき時なのだと思う。

新しいエネルギー計画はそこから始まるのだろう。