推定年俸などという言葉を耳にする季節になった。
１億5千万の年俸だった選手が、5千万になったというニュースもあった。
でも、本人の弁は「戦力外になると思っていたので」何とも切ない話だ。確かに、5千万だけの金額を見れば高額だが、1億の減額は生活それ自体を脅かす程の事態だろう。
プロを選択した時点でこれらのことは重々理解していた筈だと言われたら、そうかもしれないがこれほど生殺与奪の権利が公に、雇う側に認められて、その対抗策がなにもないというのは異常なのではないだろうか。
選手会というのがあって、かつてはストなどとか元気だったのだが、最近はあまり活動の様子が伝わってこない。陽が当たったように、高額を手にする選手は一握り、それ以外の人たちにも行き渡るような保証があってほしいと思う。
近くで新築の工事が急ピッチで進んでいる。一区画などはすでに柱が林立している。
少し、歩くと明らかに廃家とわかるものや、表札が外された集合住宅が続いていたりする。全国的にも住宅はだぶついているのに、マンションや一戸建ては新築ラッシュらしい。消費税のアップがさらに煽り立てる。
少子高齢化とか言いながら、具体的な対策は相も変わらず右肩上がりの政策指向。街並みもガタガタの印象だ。
この近くはまだ、シャッターの閉まった商店は少ないが、廃家は随分多い。また、集合住宅の老朽化が目立つ。
入管法で海外からの人たちを多く迎い入れるのなら、余剰の住宅を整備して、安く提供するくらいのことができるのではないか。その時には、何十年後を見据えた都市計画をしっかり作ってもらいたい。
表裏の関係にある交通政策も見直しが必要だろう。
今朝は、空気が澄んでいる感じと適当な暖かさがあって、絶好の日よりだ。
少し長めの散策に出かけよう。目的地を決めないと徘徊と勘違いされそうだが。
