はずれ1位

ゴルフ

高校生が話題をさらってドラフト会議が終わった。
かつては、ドラフトに抗うようなこともあったが、最近は割と平穏なままで終わることが多いようだ。大阪桐蔭・根尾や金足農・吉田のような脚光を浴びる選手に隠れながら、今後現れるだろう逸材を期待したい。そんな中で、放送中も新聞記事でも盛んに発せられる「はずれ1位」という言葉が気になった。意味するところは分かるのだが、(くじに)外れるという現象が、あたかも指名された選手の形容のようで言葉の残酷さを感じる。少なくても、指名される選手サイドに立った表現ではないだろう。
こんなことは世の中には結構見られることではないか。差別語とか、****ハラとかには当てはまらないのだろうか。あまり深入りしない方がいいかもしれない

城向かいの小学校で、ブロック塀の崩し工事が始まった。子供らの声を封殺するように、ドリルの音がけたたましい。どれくらいの予算で、検討するのにどれくらいの人たちが時間を割いたことだろう。その時に、安全性についても議論されただろうに、それらの経緯を顧みられることもないように、粉々にブロックは破砕されてゆく。まるで、この塀を企画した者たちの責任も問われることもなく消えてゆくようだ。
ここに立つと、丁度堺市役所の高層ビルの上の階層が見える。この建築を巡っても税金の無駄遣い論争があったものだ。周辺の民間ビルに比べて数倍も高い庁舎は異様(威容か?)だ。窓ガラスを掃除するだけでも、費用がかかるだろうなあと卑しく思う。
作っては壊し、壊しては同じようなものを作るサイクルから脱する発想が必要なのだと思う。公共事業が将にその典型だろうが、このサイクルからは新しい価値が生み出されないことは誰もが知っている筈なのだ。
ブロック塀が壊されて、どう変わるのか。楽しみが一つ増えたというものだ。
お楽しみに。

 

<お知らせ> よろしくお願いします
今、私たちは期間は相談ですが、スタッフを募集しています
興味ある方は、072-249-6162まで連絡お願いします
(電話は留守電になっているかと思いますが、後日早めに連絡致します)