4月3日

親の面倒を観るとうことで
年齢でいえば、初老の男が故里に帰る
今いるところから見て仕事の選択は少なくなるだろう
本人の弁では、「用務員」になるつもりと

昨年、彼の身辺には不幸が続いた
愛犬まで失ってしまったと聞いたのが始まりだった

これから、どんなことになるのかは私にもわからない
私から見たら若いのだから
何かをしようとする余地はまだ多いようには思う
でも、次に会える時、私自身がどうなっているのだろう

椎名誠の文章が身に染みる
「年齢のせいなのかコロナから発進した感情なのかその辺が自分でもわからないのだ。キャンプの話なんて昔なら翌日にも出かけていたのに、そんな反応ができないことに驚く。いろいろな価値観が変わってしまうのかもしれない。世界が小さくなってしまった感覚は何より大きな個人的な後遺症だ。」
椎名誠『失踪願望』