メダカの学校

台風のような激しい風雨の後
スイレン鉢のメダカが数匹死んだ
特に外傷や変色もなく、相次いだ
風で水面が激しく波立っていたのは見たが
それが死因だとは想像の外だった

メダカといえば、清流を尾を合わせるように同じ方向に
群れを作って泳いでゆくイメージだ
人間界で言えば”護送船団方式”のような有様
今は”同調圧力”という用語もできたようだ

今、民事で係争中の森友問題から露出した”忖度”
それが、こんなコロナ禍のなかで
官僚から、いわゆる専門家にまで網を広げているとは
分科会という名で権力と親和性の高い人を集め
専門家が専門を離れて人生訓を熱弁する
政治からの要請を前提とした専門家は
矜持の見返りになにを得るのだろうか