電車の中吊り広告に”桜色に染まる”
当地の桜の名所の写真が、自粛の中で誘っている
少し肌寒いときはあっても確かに時期は過ぎようとしている
よく言われることだけど、電車から眺めると沿線には本当に桜が多い
何を競ってこんなに同じ風景を作りだしたのだろう
こんな時世だと何となくその画一が寂しくなってくる
自粛のなかで
当てにしてものも先延ばしになったり、目途が立たなかったりで
気分までも自粛気味だ
ニューヨークからの実況で
「鬱になりそう」という若い声に共感する
あげるアドバルーンを弄繰り回してばかりのようで
”やった感”の競演か
そして、発信が驚くほど少ないのが気がかりだ
災禍が過ぎるのを、ひたすら願っているような息遣いが聞こえてきそうだ