少子高齢化社会の中で、減る労働人口。
そのような社会において、人口知能(AI)は大きな役割を担う技術として期待されている。
反面、人間の雇用を奪うのではないかという危惧もあることは現実だ。また、労働環境などの問題もあって世界の先進諸国と比べれば”周回遅れ”という状態であり、加速が必要だろう。
防衛省は防衛装備品への人口知能や無人機の導入を加速する、という記事があった。
2019〜2023年度の中期防衛力整備計画の期間中の大綱に、
・無人偵察機「ゴローバルホーク」の導入
・警戒監視用の艦載型無人機3機取得。将来的には20機程度
・水中無人機の配備。無人航空機などの研究開発。
・情報判断や部隊運用の判断へのAI利用。
AIや無人機は「第2の核兵器」ともいわれ、将来の戦争のありかたを変える可能性もあるとされ、例によって米国、中国、ロシアなどが開発を急いでいるという。
また、自ら標的を見つけ、自らの判断で攻撃する「自律型致死兵器システム(LAWS)」の開発も念頭にあるらしい。
「人間の関与しない戦争」への道だ。
”働き方改革”へのAIの活用の理解も不十分な状態のままに、、遮二無二(しゃにむに)軍事への導入だ。
”周回遅れ”はならじとの必死の形相か?
以前はもっと、こんなことにナーバスであったと思う。国会であったり、メディアであったり、また個人であったり。それらの露出がほとんど目立つことが昨今はない。
ロボットを人口知能と受け止める理解不足を知りながら、肝心なことは議論も明らかにせずに一方的に進めて、既成事実化してゆく手法だ。
個々のことを一般論にすることに慎重ではありたいとは思うが、最近の事象は果たして民主主義の所産なのだろうか。
と言って、何と呼べばいいのだろうか?