積み重なるものたち

花

久しぶりに石川河川敷に行った。
大和川水系の一級河川だ。というより、大和川自体が”汚い川”で名高く、石川もきれいな川とはいえない。時折、ここでスポーツまがいのことをしていて、世話になっているところだ。
今回は撮影に同伴しているが、特に私に割り当てられた役割はないので、辺りをふらついていた。
午前10時前後の時間で、時々自動車とそれなりの恰好の自転車が通るだけで、強い風もあって寒々としている。雨が少ないこともあって、水量が少ない川の流れは平面的だ。

駐車場になっている所は、砂混じり。
よくよく見ると、タバコの吸い殻が長い間押しつぶされて無数に散らばっている。所々に固まっているところがある。きっと、灰皿から捨てられてものだろう。遠目には土と同化しているように見えるが、土に還ることができない材質のものだ。
傍らには、竹やビニール袋、空き缶など、沢山のゴミが無造作に捨てられている。
年に1、2回、一斉清掃と称して、河川敷掃除が行われいるようだ。その時に、傍らの竹やビニール袋、空き缶などは回収される筈。
だが、土色の吸い殻が回収されることはないだろう。

海のプラスチックゴミ問題が騒がれている。

子供
校門からパシャリ

陸のゴミも相変わらずだ。

ゴミ箱がないのに、ゴミが落ちていないといわれることもあるが、無造作なゴミ捨ては依然として多い。

”一級河川”の定義など、詳しくは知らないが、川縁(べり)をコンクリートで固めて、水草もないようにした川はなんと殺風景なことか。
人家や田畑などが近くにないようなところの流れもこんな風に封じ込めないとダメなものだろうか。
あーーーーア。