今日からラグビーのワールドカップだ
同時にバレーボールをしたり、この後は世界陸上だ。テレビも放映権を持ったところは必死だろう。
こんな、世界規模のスポーツの中で、相撲がひそかに行われている。
今、とても危機的な状況のような気がする。横綱、大関は飾り物みたいで、実をもっていないようだ。観客が多いことを理由にするようにして、組織としての改革の機運も感じられない。
そんなことを感じながら、場所も後半になると星勘定を見ながら、注目の力士の相撲をテレビで観戦する。学生相撲上りの遠藤がいる。今も本名を四股名(しこな)にするずっと人気力士だ。
今場所は調子が良くて、いわば賜杯争いのトップ集団を走っていた。
問題は9日目。
遠藤は6勝2敗。一方は先場所負け越しで、今場所負け越せば大関陥落の栃の心は3勝5敗。
遠藤は小結で、栃の心は大関で栃の心の方上位者。
相撲はあっという間に決まる。大関が立ち会いに横にとんで、遠藤は目標を失って両手を前について”はたきこみ”の負け。両手をついて、考えこんでいるような遠藤。
解説者は「どんな相撲であれ、大関は勝ちが必要でしょうね」
司会は話題を避けて、別の話に。
次の日、遠藤は決して苦手ではない下位力士負けて連敗。前日の負けの前までの粘りや勝負への執着を失くしたような有様。というのは、私の入れ込みすぎか。
この後、遠藤は精彩を欠いたよ淡泊な相撲。そして、栃の心は相撲の乱れが戻らず負け越し寸前(20日現在)
とても、不快な思いである。