愛知県で開催されて、電話抗議などで中止されていた
国際芸術祭「あいいトリエンナーレ2019」の実行委員会は「表現の不自由展・その後」を再開した。
日本での“表現の自由”をめぐる考え方や状況を考える機会になることは間違いはないが、
慰安婦像など具体的な事例が出てくると案外問題は錯綜してくるような気がする。
しかし、ここは冷静に考えてみたいところだ。
その新聞記事の中に、写真付きで入場までの手順が載っている。(参考に)
①リストバンド型抽選券を受け取る
②会場のモニタなどで抽選結果を確認
③手荷物を預け、「検閲」や「表現の自由」の解説パネルを読む
④金属探知機の検査を受ける
⑤展示室に入り、自由鑑賞。その後、ディスカッションなど
⑥退室
ということらしい。正直面倒くさい。
愛知県には約200本の電話があり、大半が抗議だったという。
そして、文化庁は補助金の「全額不交付」という方針を変えないという。
こんな動きが、問題を生み出しそうな企画を自己規制することにならなければよいが。
香港での問題は取り上げられることが多いが、こんな身近な問題はもっとじっくりと取り上げてみてほしいもの。
問題の本質より、名古屋市長の大声上げたパフォーマンスが画面に出るのには閉口する。